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2010年02月27日

教員養成6年制について


 民主党が政権をとって、教員養成6年制についての議論が出てきた。私は、教員養成6年制について、少なからず危惧をしているところがある。それは、教育の質的向上を目指す中で、教員養成という視点だけになってしまう可能性があるからだ。教員になる前の養成期間は、当然必要だが、それ以上に、教員になったあとのOJTが非常に重要だと思うからだ。
 公立学校の教師であれば、研修が数多くあるが、それは、OFF-JTであって、現場での研修(OJT)ではない。私立学校は、その学校の予算具合によって、研修がどうなっているかが決まってしまうので、なんともいえないが、OFF-JTとしての研修が多くあるだろう。
 それよりは責任ある立場に立って、OJTの場がしっかりあったほうが良い。教師の自律性を尊重するのは、二の次にして、先輩後輩の徒弟制度的なOJTが、先ずは教師の質を保証するはずだ。そのためには、教員を増やす方向で、検討してほしい。
 そして、教員養成6年制を危惧する理由の2つ目は、優秀な人材を他の業界に抜かれてしまうかもしれないということだ。6年制にしてインターシップを活用するというのなら、4年制でもできるはずだ。1年は無理だとしても、大学3・4年で6ヶ月程度はできるはずだ。6ヶ月もやれば、ある程度は実態が分かるだろう。社会に出るのが、2年も遅れる必要はないのではないか。
 そしてもう一つは、教員採用試験が、蔑ろになってしまう危惧だ。採用試験を学科試験や常識問題だけではなく、リーダーシップを見極めるような、グループ活動をさせて、観察結果を合否の資料にするような、そういう総合的な採用試験をする方が、よっぽど、教員の質の向上につながるはずなのに、6年制を導入することで、採用試験が免罪符的なものになってしまいかねないと思うからだ。
 例えば、4年制の大学時に採用試験(=従来どおりの採用試験)に合格し、そして大学院で2年学び、そして、現場に入っていくと言うことになれば、入口(採用試験)の吟味が甘いままになってしまうかもしれない。それよりは、採用試験の内容を総合的にして、高倍率だから受かりにくいというよりも、質的に難しいから受かりにくいと言う状況を取ったほうがいい。

 最後に私の考える教員の質の向上策は、3点だ。
  1.教育実習の期間を6ヶ月にして、現場をある程度知る。
  2.採用試験を総合的なものにする。
  3.教員採用後に1年間は、OJT期間とする。そのために、教員の
    数を増やす。


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2010年02月01日

受験に失敗したら!


 首都圏では、中学入試がスタートした。今年も合格不合格に一喜一憂する毎日が始まる。第1志望校に合格した子どももそうでない子どもも、そして全部落ちて公立中学校に行く子どもも、まずは人生最初の関門を経験する。つまり、合格不合格に関係なく、中学入試を終えて新しい世界に入っていくことになるのだ。
 合格した子どもは、少しの間は、ちょっと休憩させてもいいし、次の夢の確認をしてみてもいいが、不合格になった子どもには、やはりケアが必要だ。受験校に落ちて、喜んでいる人間はまずいないから(表面上は強がっている場合があるが)、その痛手が個人によって違うにせよ、ケアをする必要がある。
 不合格の子どものケアをするのは難しいのだが、前提として親が子ども以上にショックを見せてはいけない。これがまず重要なことだ。そして何より子どもの悔しさを共有してやることだ。
 また、自分の失敗の体験やこの入試がゴールではないことや、こういう失敗の経験が多ければ多いほど、色々なことを学べるのだと話してやることだ。加えて、「もう一回入試を受けられるとすれば、今度は、どういう風に勉強したい」と聞いてみてもいい。
 入試で不合格になった経験を大切にすることが大切なのだ。

  お母さん:残念だったわね。
  Aさん:・・・。
  お母さん:Aちゃん、元気出しなさいよ。
  Aさん:元気だよ。
  お母さん:悔しいこと、悲しいことは、これから一杯あるわ。だから、今のこの悔しさや悲しさを覚えて
        おくのよ。そして、次は、こんな悔しさや悲しさを体験しないように頑張るのよ。
        そういう意味で、いつも結果は次のためのステップなのよ。元気だしてね。
  Aさん:ありがとう・・・。


 躓くことは悪いことではない。親が失敗に拘っていつまでも失敗を引きずっていることが、子どもに余計なプレッシャーをかけることになる。ぜひ、親から気分転換をしてほしい。子どもにはまだまだ人生の試練があるのだから。


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