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2006年07月22日

自分育て=子育て


 子育てが難しい時代になっている。それは、伝統的な価値観が崩れて、多様な価値観が、容認されてきたからだ。親とはこういうものだ、子どもとはこういうものだ、という定義をみんなが一律に受け入れない時代になったからだ。
 こういう子育てが難しい時代になったからこそ、幼児虐待や養育放棄が、問題になっている今だからこそ、私たちは、もう一度子育てをする意味を考え、自分が子育てに向いているか向いていないか、検討する必要がある。そして、もし、子育てに向いていないと自覚するのであれば、心して、子育てに向かわなければならないのだ。
 子どもを育てることを自分を育てることと同義で考えている保護者は、少ないだろうが、ぜひ、同義で考えてほしい。自分の成長と子どもの成長は、イコールなのだとぜひ、考えてほしい。そう考えた時に、私たちは、子育ての適性を超えて、自分育て=子育てが、出来てくるのだと思う。
 自分の未来を保障しているものは、自分の子どもたちの世代なのだ。そのことを私たちは、自覚する必要があると思う。


2006年07月17日

夏休みこそ、規則正しい生活を!


 大阪の調査で、朝食を毎日しっかり食べている生徒とそうでない生徒では、学校の成績が違うとあったが、それは、規則正しい生活スタイルかどうかということが学校の成績に影響を与えるからだ。生活の中に規律があるかないかが、実は人間のやる気にも大きく関係している。
 時間をダラダラ使う習慣を持つか、時間を有効に使う習慣を持つかで、何をやるにしても達成度が違ってくるから、子どものセルフ・エステームにも影響を与えることになる。だから、規律ある生活が、子どものやる気には大切なのだ。
 子ども時代は、大人がその生活の規律を決め、成長するに従って、子どもの決める割を高めていくことだ。そうすれば、徐々に子どもは自立的=自律的なっていくことだろう。
 夏休みの過ごし方を一日の流れの中で決めるようにしてみたらどうだろう。曜日別でも週間別でも日程別でもよい。起床時間からはじまって、就寝時間までをしっかり決める。ただし、事細かに、決めたことをチェックすることはない。一日の中で、クリアしなければならないものだけをしっかりやらせることだ。そのほかのことは、大目に見てあげて、子どもを承認する機会を数多く作っていくことだ。
 そうすれば、9月以降の生活にも規律が出てくる可能性がある。規律ある生活をすれば、親が認めてくれると言う意識をもってもらうことが大切なことなのだ。
 この夏、一日の中で必ずこれだけは毎日欠かさずやり抜くというものを決めて、有意義な夏休みにしてほしい。


2006年07月05日

英語教育の早期化は何を意味するのか


 ここ2、3日英語教育における早期化についての記事を数紙で読んだ。読者の感想を含めて、大体において、早期化に賛成の声だ。ただ、英語を教える前に日本語を教えるべきだと言う意見も散見されるが、皆さんはどう思っているだろう。
 私は、生来のひねくれものだから、単純に喜んでいられない。その国の義務教育における外国語の修得は、国策を反映してしまうのが常だから、なぜ英語なのかとは問わないが、英語を話せることを第一義とするのか、英語という文化的な要素を教えることで英語文化に馴致させるのか、どちらが本当の狙いなのだろう。
 もし、英語を話すことを第一義とするならば、早期化は、それほど重要ではないと私は思う。英語圏のネイティブをわざわざ日本人で創ろうと言うわけではないのだから、英語耳や英語舌を早いうちから創ろうなどと考えることはないのだ。英語圏のネイティブに負けないぐらいの語学力を持つ!などと考えなくても良いではないか。意思疎通が出来ればよいのであれば、中学校や高校からでも十分だろう。
 だから、私は、英語を話すことを第一義とする以上に、英語文化に対する馴致政策の方が、強いのではないかと思っている。戦後の食料政策=小学校の給食政策でも明らかなように(アメリカ的な食事が違和感なく日本の家庭に浸透していった)、早期から英語文化に慣れ親しんでいくことで、英語文化の奴隷と化すことの方が、重要な施策のように思うが、穿った見方だろうか。
 だから、私としては、英語教育の早期化を実施するのであれば、小学校低学年から、日本語(=母語)表現とのセットで導入してほしいと思っている。日本語(=母語)の言語表現を尊重しながら、英語表現との対比、中国語等外国語の表現との対比をさせながら、日本語(=母語)の意味や背景をしっかり教えてほしい。日本語教育の比重を高めるならば、英語教育の早期化も致し方ないと思う。
 たかだか、コミュニケーションの道具として英語を学ぶのであれば、早期化する必要はないのだ。それ以上に、私たちは、私たちの生きてきた背景を知ること、その言語の精神性を理解することが重要なはずだ。そのことを無視した言語教育を新たに追加する必要はないと私は思う。英語はコミュニケーションの道具だ。そのこととそのコミュニケーションの中身を教えることとは、明らかに質が違うのだ。そのことを混同して、本当に大切な中身を忘れてはいけないと思う。


2006年07月03日

子どもの長所に注目しよう!


 子育ての中で、重要なことの一つが、多様な価値観の容認だ。子どもを自分の代理として子育てしている親も未だに多いが、そういう親は、自分のコンプレックスを子どもを代理にして解消させようとするから、価値観が一元化して、子どもを追い詰めることになる場合がある。たとえば、学歴で苦労した親は、子どもには、そんな苦労はさせたくないから、学歴という価値観で一元化させて子どもを見てしまう。だから、勉強に対して非常にナーバスになって、子どもをみていくことになる。こういう状況は、子どもにとっては辛いことだ。そういう時に、子どもの何に注目したらよいのか。
 私は、子どもの長所を沢山見つけることを薦めている。お母さんもお父さんも、隣近所の小母さんも小父さんも総動員して、自分の子どもの長所を一生懸命捜してほしい。そして、子どもの長所の中で一番好きな所を徹底的に信じて育てることだ。
 どういう子どもでいてほしいか、人それぞれ思っていることは違うだろうが、子どもの長所をまずは伸ばすことだ。その次に、親である自分の価値観を子どもに求めることだ。その時に、忘れてはならないのが、自分の価値観だけが、すべてではないということだ。子どもには子どもの価値観が、既に小さいうちからある。その価値観を全て否定して、自分の価値観の押し付けを行なっても、無駄だ。多様な価値観を容認しながら、子どもを育てよう。
 子どもの長所に注目して、育てていくと、子どものセルフ・エステームが高まっていく。このことが重要なのだ。価値観の押し付けは、子どものセルフ・エステームが高まるどころか、萎えてしまって、自信喪失に繋がってしまう。いつも親の顔色を見て過ごすような子どもになってしまう。だから、子どもの長所に注目し、子どもが失敗しても、悪いことをしても、でもあなたの良い点を私はしっかりわかっているのよ!というメッセージが与えられるようになりたい。その上で、子どもを叱ってほしい。短所の矯正は、子どもの自信を奪っていくだけだ。子どもの長所に注目してほしい。そうすれば、子どもが元気になるはずだ。



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