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2008年12月26日

学習指導要領がどんどん前倒しでやってくる!


 小学校では2011年、中学校では2012年、高校では2013年から、新しい学習指導要領が完全実施されるが、その前に、どんどんと前倒しで実施されることになっている。先日も、高校の英語の授業を全て英語で行なうという答申が出ていたが、この20年来、ゆとり教育に慣れてきた私たちは、これからは学力養成に力を入れる学校の指導に期待と不安を抱いている。
 本当にこの学習指導要領が実施されて大丈夫なのか、この実施で、さらに学力格差が子どもたちの間に広がるのではないのか、このような不安がある。
 端的に言って、学力格差はこのままでは大きくなる。今までのゆとり教育において発生した学力の二極化は、是正しようと意識的に思わない限り、どんどんと大きくなる。基礎学力が崩壊している生徒では、新しい指導要領では、勉強が非常に難しくなって、どんどん置いてきぼりになってしまう。ぜひ、準備をすることだ。学習指導要領jの前倒しに負けないように、来年早々から準備をして臨むことだ。

 今年は、このコメントで最後になります。一年間、どうもありがとうございました。
 来年も宜しくお願いします。それでは、皆さん、良いお年を!


2008年12月03日

日本橋高校の入試得点の改竄事件に想う!


 今回の事件は、先の神奈川県の神田高校と同じものなのか、そうではないのか。まずこのことを考えなければならないが、もう一つは、以前ならこんな事件は起こらなかっただろうから、なぜ、最近こんな事件が起こるのか、その背景はなんなのかを考えなければならない。
 まずは、最初の問いだが、神田高校とは、事件の性質は違うと私は思う。今回の事件では、二人とも、日本橋高校の中退者だった。自主退学ということになっているが、朝日新聞の記事から推測するに、一度けじめをつける形で、学校側から指導があって、自主退学したのだろう。朝日の記事によれば、05年12月に自主退学して、翌年の2月に入試を受けている。穿った見方かもしれないが、二人とも退学時に何かしらの話があって、入試を受け直したということもありえる。でなければ、こんなに早急に同じ高校の入試を受けるだろうか。ちょっと不思議な感じがする。または、この二人の生徒は、その高校の教師に、相談していたのかもしれない。いや、すべて推測だからなんとも言えないが、神田高校のケースとは、どうも違うように感じる。それは、彼らのことを高校側がよく知っていたからだ。厄介者として自主退学に追い込み、さらにまた再受験の際に、点数修正をして、決定的に学校から排除したような形だからだ。今回に限っては、石原都知事のコメントは、非常にまともだ。「教師を選んだならその使命感だけは忘れてほしくない」。その通りだ。一度預かった生徒を簡単に放校処分のような形にして、さらに門戸を閉ざしたことは、あってはならないように思う。
 では、なぜ、このような問題が起こるのか、その背景は何かということだが、昨今、注目されている学校のマニフェストが、問題ではないのだろうか。教育という行為は、数値だけでは測れないものだが、マニフェストは、どうしても数値化したものになってしまう。この数値化したものをまずは無理やり作って、作った限りは、それを守らせるように、教育行政が圧力をかける。そういう風潮が、この事件の背景にはあるように思う。マニフェストに都合の悪いものは、排除しようとするのだ。もし、そうだとしたら、先の石原都知事のコメントは、なんとも白々しいものだろう。当の本人が結果的に圧力をかけて、教師の使命感をゆがめるような、背景を作ってしまったのだから。何でもかんでもマニフェストにすればよいというものではない。教育内容に適する数値をマニフェストに載せるのならいいのだろうが、そうでなければ、教師を苦しめることに繋がる。今回の事件を契機に、マニフェストの内容の吟味をするべきではないだろうか。



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