学校が忙しくなるだけかもしれない!
小中一貫教育が、どんどん広がっていく。小学校の教師も中学校の教師もどんどん忙しくなっていく。横浜市が、小中一貫教育を発表した時に指摘したことは、ここでは詳しく触れないが、こんなに連続性を強調して、果たしていいことがそんなにあるのだろうか。今までに、「中1ギャップ」がどうして生まれるのかの、重要な指摘がどれくらいあっただろう。
小学生から中学生への変化は、大雑把に言えば、人間関係の変化とやることの大きさ・量の変化があげられる。人間関係は、小学校の時から引きずっているものだから、「中1ギャップ」は、きっかけでしかない。それよりも、中1の学習量が、実は大きな問題なのかもしれない。
中1の学習が、中学3年間の学力を決定する非常に大きなものとなっているのだが、そういう認識が、親にも教師にも薄い。そのことが、大きな問題なのだ。だから、徐々に学習量を増やすに越したことはないのだが、今流行している、小中一貫教育は、その辺の事情を顧慮しているとは思えない。
ただ、流行のように、小中学校の教師の交流と生徒の交流を促すだけのものならば、子どもも親も教師もただ忙しくなるだけで終わってしまう。行政だけが、人気取りの教育改革を行って満足している状況になるだけだ。もう一度、しっかり小中一貫教育の意義を説明したらどうだろうか。流行を追っているだ
けの施策のように思えてならない。



