子どもに罰を与えない!
私たちは、ついつい子どもを叱ってしまいます。たとえば、テーブルの上のグラスを倒して、牛乳をこぼしてしまえば、何をやってるの!と子どもを叱ってしまいます。部屋が汚いから、部屋のおもちゃを片付けなさいと注意しても、子どもがなかなか部屋を片付けなければ、おもちゃをゴミ袋に詰め込んで、捨てるまねをします。子どもを脅しながら、部屋を片付けさせようとするのです。それほどさように、私たちは、様々な罰を子どもたちに使って、指示・命令を子どもたちに行使しています。
しかし、この罰を使って子育てをしていると、思わぬ弊害が出てしまう場合があるのです。今回は、その罰の弊害を考えたいと思います。
『罰の好ましくない効果』
◇罰を使って、子育てをしていると、次のような弊害が起きる可能性があります。
1.罰する人がいなければ、子どもたちは、不適切な行動を取ってしまいやすくなる。
子どもたちは、罰する人と罰しない人を区別するようになって、人の顔色を
見ながら、自分の行動を取ってしまうようになる。罰する人がいなければ何を
してもいいと思うようになる可能性がある。また、親の判断に依存的になって、
何をやるにしても親の言うことを聞くようになってしまう可能性がある。
2.不適切な行動を罰するだけでは、適切な行動を学べない。
不適切な行動を罰するだけでは、適切な行動を学習できない。子どもの行為を
罰するだけでは、行為をするという意欲も失われてしまう可能性があるので、
不適切な行動をしなくなるが、適切な行動もしなくなる可能性がある。
3.罰も子どもの行為に関心を示す一つの行為になるから、不適切な行為を強化する
可能性がある。
親に無視されるよりは、罰せられることで、自分に関心が向くので、子どもは、
関心を引くことに成功したことになっていまい、不適切な行為が続く場合がある。
4.罰を与えると親を憎むようになる。
子どもは親に愛されたいが、親から罰を与えられ続ければ、親を憎むように
なる。愛している親を憎むようになれば、その憎しみは、非常に深いものになる
可能性がある。
自分のストレス解消のために子どもに八つ当たりしながら、子育てをしている親はいないと思いますが、罰を使う頻度が多くなっていれば、その弊害が出る可能性があります。罰による子育ての比率を極力下げるように意識してみてください。
『恐怖で子どもを動かしてはいけない。罰を子どもに与えても何も生むことはない!』
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