叱る時は、命を賭けて叱る!
私は今まで叱ることについて、あえて触れてきませんでした。それは、日常的に子どもに小言を言っているだろうし、親が子どもを叱る時は、真剣に叱っているだろうから、叱ることをそれほど取り上げなくてもいいと思っていたからです。
しかし、ここ数回、保護者の方と面談していて、子どもに対しての姿勢が、どうも人ごとのようになっていることに気がついたのです。「あなたのことなんだから、しっかり考えてあなたが決めなさい」というよ
うな発言を保護者の方がする場面が何回となくあります。その発言を聞く度に、わたしは、ここで叱ってこそ、親なんだけどな!と思うのです。
例えば、子どもが高校を中退しようとする時に、親が、真剣に子どもに問うことです。そして、もし子どもの判断が安易なところに傾いたら(子どもが自分の将来に対して本気で考えないで判断していたら)、当然、親は子どもを真剣に叱ることです。子どもの目を見据えて、全精力をかけて、叱ることです。最近、そういう場面がないのです。
教師と生徒でも余りありません。先日、私は、大人が真剣に叱るとはどういうことかを伝えたくて、あるクラスの男子生徒を真剣に叱りました。その生徒の目を見据えて、あらん限りに声を張り上げ、校舎全体に響き渡る声で。
私の真剣さをそのクラスの誰もが、認めてくれ、それ以後、クラスの姿勢がよくなりました。当然、その男子生徒もがんばるようになりました。命を賭けて叱ることが大切なことなのです。ですから、しょっちゅう、叱ってはいけないのです。
叱る時は、命を賭けて叱る!



